時事問題士の一条直宏です。
暗記系科目において、問題を解き、正解or不正解を確認する作業をしながら覚えていく方は多いと思います。
確かに、解けるようになる問題が増えていくことは楽しいことですよね。
しかし、私は問題を解く作業を以下の3つの理由でオススメしません。
1 知識習得が正答枝に偏る。
→誤答枝にも情報価値の高い問題がある。
2 高得点に満足してしまい、知識習得ペースが落ちる。
→取れるようになった80点ではなく、残りの20点にフォーカスすべき
3 出来るようになった問題も、再度解いてしまうタイムロスが生じやすい。
→出来ない問題に集中すべきだが、それを阻害する。
では、どうすれば良いのでしょうか。
暗記系科目については、試験日まで問題を一度も解かず、全ての枝を正文化して、試験の開始直前まで幾重にも読み重ねることをオススメします。
例外があるとすれば、時間配分を検討するために受験する「模試」だけ。もちろん模試も復習で解き直しはしません。正文化して読み重ねるのみ。
問題を解かないと決めるだけでも、時間を生み出せ、合格可能性は高まるのです。