時事問題士の一条直宏です。
試験が終わると、身につけた知識もキレイさっぱり忘れてしまう。
これは誰もが経験することでしょうが、ほとんどの「ググればわかる知識」と異なり、時事は継続的に勉強を続けていくべきものです。
3つの理由があります。
1つ目は、時事は社会人の教養であるからです。ある種の時事について自分なりの考えがあるか否かは、昇進へのリトマス紙にもなるでしょう。
2つ目は、国の動きや、先進的な自治体の動きを知ることは、仕事に直結するからです。
特に、公務員の場合、やろうとしている施策をすでにしている先行自治体があると、その後の動きがスムーズになるでしょう。
3つ目は、モチベーション維持機能です。私は、これが最も大切だと思います。社会問題を解決したいという志を持って働いている人にとって、日々の様々な時事を知ることで、社会に対して自分が出来ることを知り、仕事に打ち込むことにも繋がります。
出題可能性の高低がわからないため、可能性の低いものまで覚えることになり、時間効率が悪いのです。
それでも、論文や面接対策のためと、新聞を読む方も多いと思います。
しかし、新聞を読むのは、論点が整理された論文対策本を読み、主要なテーマについて論述できるようになってからです。
なぜなら、論文試験は、試験直前に大きく情勢が変わるようなものをテーマには出来ず、面接試験も、面接官の好き嫌いが入るような時事性の高いテーマを受験生に聞くことはできないからです。
たとえば、「トランプ大統領の経済政策をどう思う?」などといった、面接官自身が正確な答えを持っていない質問をするより、もっといい質問があるのです。
新聞を読むより、論文対策本に取り組むことです。